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栄養不足2026年6月27日約7分で読めます

日本人に不足しがちな栄養素ランキングと補える食品

国民健康・栄養調査などで日本人に不足しがちとされる8つの栄養素を、不足の原因と影響、多く含む食品とともに解説。各栄養素の食品コラムへのリンクから足りない栄養を補えます。


日本人は「何が」足りていないのか

現代の日本は飽食の時代と言われますが、それは「カロリーが足りている」という意味であって、 ビタミンやミネラル、食物繊維まで十分に摂れているわけではありません。 厚生労働省の国民健康・栄養調査では、複数の栄養素で多くの世代の摂取量が推奨量・目標量に届いていない実態が繰り返し報告されています。

特に不足が指摘されやすいのが、ここで取り上げる鉄・カルシウム・食物繊維・ビタミンD・マグネシウム・葉酸・カリウム・亜鉛の8つです。 いずれも体の基礎を支える栄養素で、慢性的な不足は疲れやすさ・骨や肌の不調・代謝の低下など、自覚しにくい形で日々の調子に影響します。 以下では1つずつ「なぜ不足するか」「不足の影響」「多く含む食品」を整理し、詳しい食品コラムへ案内します。

不足しがちな栄養素 8選

① 鉄(特に女性で深刻)

月経による損失や、肉・魚を控えめにする食生活で不足しやすく、月経のある女性では摂取量が推奨量に届かない人が目立ちます。 不足すると鉄欠乏性貧血となり、疲れやすさ・めまい・集中力の低下を招きます。 レバー・赤身肉・あさり・小松菜などに豊富で、動物性のヘム鉄は吸収率が高いのが特徴です。

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② カルシウム(全世代で慢性的に不足)

日本は土壌・水の関係で食品中のカルシウムが少なく、ほぼ全世代で推奨量に達していない数少ない栄養素です。 不足が続くと骨量が減り、将来の骨粗しょう症や骨折リスクが高まります。 牛乳・乳製品・小魚・大豆製品・青菜が主な供給源で、ビタミンDと一緒に摂ると吸収が高まります。

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③ 食物繊維(精製食品中心の食生活で不足)

白米・白パン・加工食品中心の食事や野菜・豆・全粒穀物の不足で、目標量に届かない人が大半を占めます。 不足すると便秘や腸内環境の悪化を招き、長期的には生活習慣病リスクとも関係します。 全粒穀物・豆類・きのこ・海藻・野菜・果物に多く含まれます。

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④ ビタミンD(日照不足と魚離れで不足)

ビタミンDは日光を浴びて皮膚で作られますが、屋内生活やUV対策の徹底、魚を食べる頻度の低下で不足しがちです。 不足するとカルシウムの吸収が下がり、骨の健康や免疫機能に影響するとされます。 鮭・さんま・いわしなどの魚やきのこ類、卵に多く含まれます。

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⑤ マグネシウム(精製・外食中心で不足)

精製された穀物中心の食事や外食の多い生活で不足しやすいミネラルです。 300以上の酵素反応に関わり、不足すると筋肉のけいれん・疲労感のほか、長期的には代謝や血圧との関連も指摘されています。 玄米・大豆製品・ナッツ・海藻・青菜に多く含まれます。

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⑥ 葉酸(妊娠期に特に重要)

野菜不足や加熱・水さらしによる損失で不足しやすく、特に妊娠を計画する女性では推奨量を満たしにくいことが課題です。 不足すると貧血の一因となり、妊娠初期の不足は胎児の神経管閉鎖障害のリスクと関係します。 ブロッコリー・ほうれん草・枝豆・レバー・のりなどに豊富です。

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⑦ カリウム(野菜・果物不足で目標未達)

野菜・果物の摂取不足や、加工食品・外食中心の食生活で目標量に届かない人が多い栄養素です。 カリウムはナトリウム(塩分)の排出を助けるため、不足は塩分過多と相まって血圧管理に影響します。 いも類・豆類・野菜・果物・海藻に幅広く含まれます。

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⑧ 亜鉛(動物性たんぱく質が少ないと不足)

肉・魚介をあまり食べない食生活や、加工食品中心の食事で不足しやすいミネラルです。 不足すると味覚障害・免疫力の低下・傷の治りの遅れなどが現れることがあります。 牡蠣・赤身肉・レバー・ナッツ・大豆製品に多く含まれます。

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不足を防ぐ食事のコツ

不足しがちな栄養素には共通点があります。「精製度の低い主食」「野菜・豆・海藻」「魚介や赤身肉」をバランスよく取り入れると、 ここで挙げた8つの栄養素の多くを同時に底上げできます。

  • 白米に玄米や雑穀を混ぜる——食物繊維・マグネシウム・鉄を一度に補える
  • 主菜は肉・魚・大豆をローテーション——鉄・亜鉛・たんぱく質をバランスよく
  • 青菜(小松菜・ほうれん草)を常備——鉄・カルシウム・葉酸・カリウムを同時に
  • 魚を週に数回——ビタミンDと良質な脂質を確保
  • 乳製品や小魚でカルシウムを毎日少しずつ——一度に大量より継続が大切
  • 組み合わせを意識——鉄はビタミンC、カルシウムはビタミンDと一緒に摂ると吸収が高まる

まとめ:足りない栄養素チェックリスト

以下に当てはまる項目があれば、対応する栄養素が不足しているサインかもしれません。気になる項目から食品コラムを読んで、毎日の食事を見直してみてください。

  • !疲れやすい・立ちくらみがある → 鉄が不足しているかも
  • !乳製品や小魚をあまり食べない → カルシウムが不足しているかも
  • !便秘がち・野菜や全粒穀物が少ない → 食物繊維が不足しているかも
  • !屋内中心で魚をあまり食べない → ビタミンDが不足しているかも
  • !外食・加工食品が多い → マグネシウムが不足しているかも
  • !妊娠を計画している・野菜が少ない → 葉酸が不足しているかも
  • !味が濃いものを好む・野菜や果物が少ない → カリウムが不足しているかも
  • !味を感じにくい・肉や魚介が少ない → 亜鉛が不足しているかも

参考資料

・厚生労働省「国民健康・栄養調査」

・厚生労働省「日本人の食事摂取基準2020年版」

・文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」


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