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葉酸2026年5月29日約6分で読めます

葉酸が多い食品と妊活・妊娠中に必要な量の摂り方

妊娠前から必要な葉酸。鶏レバー・枝豆・菜の花など豊富な食品のデータと、加熱による損失を最小化する調理法、妊婦の推奨量(1日400μg追加)まで解説します。


葉酸はDNA合成の要——細胞分裂が盛んな時期に特に重要

葉酸(ビタミンB9)は核酸(DNAとRNA)の合成・修復や、アミノ酸の代謝に不可欠なビタミンです。 細胞分裂が活発な成長期・妊娠初期・造血(赤血球産生)に特に多く消費されます。

日本人の食事摂取基準2020年版による推奨摂取量は成人240μg/日。 妊娠を計画している女性・妊婦には通常の推奨量に加えて400μg/日の付加が推奨されています。 これは妊娠初期(受胎後4週頃)に胎児の神経管が形成されるため、妊娠に気づく前から十分に摂取しておく必要があるためです。

データで見る葉酸が多い食品(100gあたり)

食品名葉酸(μg/100g)
鶏レバー1,300
枝豆(ゆで)320
菜の花340
ほうれん草(生)210
アスパラガス190
ブロッコリー(ゆで)120
アボカド83
納豆120
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加熱・水への溶出に注意——葉酸は水溶性で熱に弱い

葉酸は水溶性ビタミンの中でも特に熱に弱く、調理による損失が大きい栄養素です。 生で食べられる食品は生のまま食べること、加熱する場合は短時間・少量の水での調理が損失を抑える鍵です。

🥗 生食・サラダ

最も損失が少ない。アボカド・枝豆(冷凍)など生食可能な食品は積極的に取り入れる。

📡 電子レンジ加熱

少量の水で短時間加熱。茹でるより損失が少なく、栄養素を効率よく残せる。

🌿 スチーム(蒸し)

水溶性の葉酸が茹で汁に流出しない。ブロッコリー・アスパラに特に有効。

⚠️ 茹でる(推奨しない)

茹で汁への溶出+加熱分解で40〜60%が失われることも。スープに活用するか最小限の水量で。

妊婦・妊活中の葉酸摂取——食事だけでは限界もある

妊娠初期に推奨される葉酸量(240μg + 付加400μg = 計640μg)を食事だけで毎日安定して摂るのは容易ではありません。 特に鶏レバーは葉酸が豊富ですが、ビタミンAの過剰摂取(胎児への影響リスク)があるため、 妊婦は週1回程度に制限することが推奨されています。

厚生労働省は、妊娠を計画している女性に対して、食事由来の葉酸に加えて、サプリメントから400μg/日を 摂取することを推奨しています(モノグルタミン酸型の合成葉酸の方が食事性葉酸より吸収率が高い)。

まとめ:葉酸摂取の実践ポイント

  • 妊娠を計画中・妊娠初期の女性はサプリメントから400μg/日の葉酸補給が必須
  • 葉酸は熱・水に弱いため、野菜はさっと炒め・蒸し・電子レンジ加熱が効果的
  • 枝豆・納豆・アボカドは生で食べやすく、葉酸を安定して摂れるおすすめ食品
  • 鶏レバーは葉酸量が突出するが、妊婦は週1回程度にとどめる
  • 一般成人も葉酸不足は心疾患リスク因子であるホモシステインの増加と関連するため、緑野菜を毎日意識的に摂ることが重要

参考資料

・文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」

・厚生労働省「日本人の食事摂取基準2020年版」

・厚生労働省「妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針」


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