コレステロールと食事の関係
LDLコレステロール(悪玉)が高い状態が続くと、血管壁に蓄積して動脈硬化が進み、心筋梗塞・脳梗塞のリスクが高まります。脂質異常症は自覚症状がないため、健診での早期発見と食事改善が重要です。
かつては食事中のコレステロールを厳しく制限する考え方が主流でしたが、近年は飽和脂肪酸を減らし、食物繊維と不飽和脂肪酸を増やすことがLDLを下げるうえで重要とされています。
飽和脂肪と食物繊維がカギ
肉の脂身・バター・生クリーム・加工肉などに多い飽和脂肪酸はLDLコレステロールを上げます。これらを減らし、青魚・植物油・ナッツの不飽和脂肪酸に置き換えるのが基本です。
水溶性食物繊維(海藻・大麦・野菜・きのこ)は、腸でコレステロールの吸収・再吸収を抑え、LDLを下げる働きがあります。
この疾患で意識したい栄養素
積極的に摂りたい栄養素
- 食物繊維:コレステロールの吸収・再吸収を抑え排出を促す目安:目標量 成人男性21g・女性18g/日以上
- オメガ3(EPA・DHA):不飽和脂肪でLDLを下げHDLを保つ目安:青魚を週2〜3回
脂質の「質」を変える
肉は脂身を取り除き、赤身・鶏むね・ささみを選ぶ。揚げ物より蒸す・焼く・煮る調理にすると飽和脂肪を減らせます。
青魚のオメガ3、オリーブオイルなどの不飽和脂肪酸に置き換えることで、LDLを下げHDL(善玉)を保ちやすくなります。
水溶性食物繊維を毎食に
海藻・大麦(もち麦)・オクラ・なめこなどの水溶性食物繊維は、コレステロールを排出する胆汁酸を巻き込んで体外へ出すことで、LDLを下げます。
大豆製品(豆腐・納豆)に含まれる大豆たんぱくもコレステロール低下に役立ちます。
コレステロールが高いにおすすめの食材
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参考資料
・文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
・厚生労働省「日本人の食事摂取基準2020年版」
・日本動脈硬化学会「動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版」