中性脂肪と食事の関係
中性脂肪(トリグリセリド)は体のエネルギー源ですが、血液中に増えすぎると動脈硬化・膵炎・脂肪肝のリスクを高めます。健診で「中性脂肪が高い(150mg/dL以上)」と指摘される人は少なくありません。
中性脂肪はコレステロールと異なり、糖質・アルコール・脂質の摂りすぎや運動不足の影響を強く受けます。食事の見直しで比較的改善しやすいのが特徴です。
まず見直したい3つの要因
①糖質の摂りすぎ:甘い飲料・菓子・果物・主食の過剰は中性脂肪を直接増やします。②アルコール:肝臓での中性脂肪合成を促進するため節酒が重要です。③脂質の質:飽和脂肪を減らし、青魚のオメガ3(EPA・DHA)に置き換えると効果的です。
この疾患で意識したい栄養素
積極的に摂りたい栄養素
- オメガ3(EPA・DHA):中性脂肪の合成を抑え分解を促す目安:青魚を週2〜3回。EPA+DHAで1日1g程度が目安
- 食物繊維:糖・脂質の吸収を抑え中性脂肪を下げる目安:目標量 成人男性21g・女性18g/日以上
青魚のオメガ3を増やす
サバ・イワシ・サンマ・アジなどの青魚に多いEPA・DHA(オメガ3脂肪酸)は、中性脂肪を下げる作用が明確に示されています。週に2〜3回は青魚を取り入れましょう。
植物性ではえごま油・亜麻仁油(α-リノレン酸)も役立ちます。加熱に弱いのでドレッシングなど非加熱で使うのがおすすめです。
糖質とアルコールを控える
清涼飲料・菓子・果物の摂りすぎは中性脂肪を増やす大きな要因です。果物は1日200g程度を目安にしましょう。
アルコールは肝臓で中性脂肪の合成を高めます。休肝日を設け、飲む量を減らすことが中性脂肪の改善に直結します。
中性脂肪が高いにおすすめの食材
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参考資料
・文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
・厚生労働省「日本人の食事摂取基準2020年版」
・日本動脈硬化学会「動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版」