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食品比較/鮭(しろさけ) vs さば(まさば)

鮭とさばの栄養比較 — ビタミンDの鮭、DHA・EPAのさば

定番の焼き魚2種は「脂の量」と「ビタミンD」で役割がはっきり分かれる

生100gあたりで鮭124kcal・まさば211kcalと、脂ののったさばが1.7倍高カロリーです(脂質は鮭4.1g・さば16.8gと4倍差)。鮭の最大の武器はビタミンDで、100gに32μgと成人の目安量(8.5μg)の4倍近くを一切れでカバーできる、全食品でもトップクラスの供給源です。一方さばは豊富な脂質にDHA・EPAといったn-3系脂肪酸を多く含み、鉄・ビタミンB2でも鮭を上回ります。

主要栄養素の比較(100gあたり)

栄養素鮭(しろさけ)さば(まさば)
エネルギー (kcal)124211
たんぱく質 (g)22.320.6
脂質 (g)4.116.8
炭水化物 (g)0.10.3
食物繊維 (g)00
食塩相当量 (g)0.20.3

出典:<魚類> (さけ・ます類) しろさけ 生(食品番号 10134)、<魚類> (さば類) まさば 生(食品番号 10154

目的別・どっちを選ぶ?

高たんぱく・低脂質

たんぱく質22.3g・脂質4.1g。魚のなかでも屈指の「高たんぱく低脂質」で減量中に最適。

ビタミンD補給・骨の健康

100gで32μgは目安量の約4倍。日光に当たる時間が少ない人ほど価値が大きい。

DHA・EPA(n-3系脂肪酸)

さば

脂質16.8gの多くを占める魚油にDHA・EPAが豊富。青魚の代表格。

鉄・ビタミンB2補給

さば

鉄1.2mg・B2 0.31mgと鮭(0.5mg・0.21mg)を上回る。

カロリー差の正体は「脂」— ただし質の良い脂

さばの211kcalという数値だけ見ると敬遠したくなりますが、その脂質はDHA・EPAを含む魚油で、肉の飽和脂肪酸とは性質が異なります。n-3系脂肪酸は体内でほとんど作れず、食事摂取基準でも目安量が設定されている「積極的に摂りたい脂」です。減量中でカロリーが気になるなら、さばの量を半分にしてでも週に数回は青魚を入れる、という設計が理にかなっています。

鮭のビタミンDは現代人の弱点にちょうど刺さる

ビタミンDは日光を浴びることで皮膚でも合成されますが、屋内中心の生活では不足しがちです。食品からまとまった量を摂れるものは魚類・きのこ類などに限られ、鮭の32μg/100gは特に優秀です。骨のカルシウム利用や免疫機能に関わる栄養素なので、デスクワーク中心の人・日焼け対策を徹底している人は、鮭を週の定番に据える価値があります。

全54栄養素の比較表

エネルギー

124

vs

211

kcal

たんぱく質

22.30

vs

20.60

g

脂質

4.10

vs

16.80

g

利用可能炭水化物

0.10

vs

0.30

g

食物繊維総量

0

vs

0

g

A <魚類> (さけ・ます類) しろさけ 生栄養素<魚類> (さば類) まさば 生 B
0%廃棄率50%+50
524kJエネルギー883kJ+359
124kcalエネルギー211kcal
72.30g+10.2水分62.10g
18.90g+1.1アミノ酸組成によるたんぱく質17.80g
22.30g+1.7たんぱく質20.60g
3.70g脂肪酸のトリアシルグリセロール当量12.80g+9.1
59mgコレステロール61mg+2
4.10g脂質16.80g
0.10g利用可能炭水化物(単糖当量)0.30g+0.2
0.10g利用可能炭水化物0.30g
3.90g差引き法による利用可能炭水化物6.20g+2.3
0g食物繊維総量0g
糖アルコール
0.10g炭水化物0.30g+0.2
有機酸
1.20g+0.1灰分1.10g
66mgナトリウム110mg
350mg+20カリウム330mg
14mg+8カルシウム6mg
28mgマグネシウム30mg+2
240mg+20リン220mg
0.50mg1.20mg+0.7
0.50mg亜鉛1.10mg+0.6
0.07mg0.12mg+0.0
0.01mgマンガン0.01mg
5μgヨウ素21μg+16
31μgセレン70μg+39
1μgクロム2μg+1
0μgモリブデン0μg
11μgレチノール37μg+26
0μgα-カロテン0μg
0μgβ-カロテン1μg+1
0μgβ-クリプトキサンチン0μg
0μgβ-カロテン当量1μg+1
11μgRAEビタミンA37μgRAE+26
32μg+26.9ビタミンD5.10μg
1.20mgα-トコフェロール1.30mg+0.1
0mgβ-トコフェロール0mg
微量γ-トコフェロール0mg
0mgδ-トコフェロール0mg
0μgビタミンK2μg+2
0.15mgビタミンB10.21mg+0.1
0.21mgビタミンB20.31mg+0.1
6.70mgナイアシン12mg+5.3
11mgナイアシン当量16mg+5
0.64mg+0.1ビタミンB60.59mg
5.90μgビタミンB1213μg+7.1
20μg+9葉酸11μg
1.27mg+0.6パントテン酸0.66mg
9μg+4.1ビオチン4.90μg
1mgビタミンC1mg
アルコール
0.20g食塩相当量0.30g

よくある質問

Q. 鮭とさば、ダイエット中に向くのは?

A. 鮭です。100gあたり124kcal・脂質4.1gと、さば(211kcal・脂質16.8g)より大幅に軽く、たんぱく質は22.3gとむしろ多いためです。

Q. さばの脂は体に悪くない?

A. さばの脂質にはDHA・EPAなどのn-3系脂肪酸が豊富に含まれ、肉の脂とは性質が異なります。カロリーは高いものの「質の良い脂」の代表的な供給源です。

Q. 鮭のビタミンDはどのくらいすごい?

A. 生100gで32μgと、成人の目安量8.5μgの約4倍です。一切れ(約80g)でも25μg前後になり、日常の食品では最も効率的なビタミンD源のひとつです。

この比較で使った食品の詳細データ

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データ出典:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」(CC0)。数値は可食部100gあたり。