血糖値と食事の関係
糖尿病は血糖値が慢性的に高い状態が続く病気で、放置すると網膜症・腎症・神経障害などの合併症を招きます。食事療法は治療の基本であり、血糖値の急上昇(血糖スパイク)をいかに抑えるかが重要です。
炭水化物(糖質)は血糖値に最も影響する栄養素ですが、極端に制限するのではなく「量」と「質」、そして「食べ方」を整えることが現実的なアプローチです。
食物繊維と低GIの考え方
食物繊維、とくに水溶性食物繊維は糖の吸収を緩やかにし、食後血糖値の上昇を抑えます。野菜・海藻・きのこ・豆類・全粒穀物を積極的に取り入れましょう。
GI(グリセミック・インデックス)は食品が血糖値を上げる速さの指標です。白米より玄米、食パンより全粒粉パンといった「低GI」の選択が血糖管理に役立ちます。
この疾患で意識したい栄養素
積極的に摂りたい栄養素
食べる順番(ベジファースト)
野菜・きのこ・海藻などの食物繊維を先に食べ、次にたんぱく質(肉・魚・大豆)、最後に主食(ごはん・パン)を食べると、食後血糖値の上昇が緩やかになります。
よく噛んでゆっくり食べることも、満腹感を高め食べ過ぎを防ぐうえで効果的です。
主食の質と量を整える
ごはんは白米から玄米・雑穀米へ、パンは全粒粉やライ麦パンへ置き換えると、食物繊維が増え血糖値が上がりにくくなります。
甘い飲料・菓子・果物の摂りすぎは血糖値を急上昇させます。間食は無糖ヨーグルトやナッツなど低糖質のものを選びましょう。
糖尿病・血糖値におすすめの食材
栄養データで見る、合う食材・避けたい食品
糖尿病・血糖値向けレシピ案
毎日の食事に取り入れやすい献立アイデア
参考資料
・文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
・厚生労働省「日本人の食事摂取基準2020年版」
・日本糖尿病学会「糖尿病診療ガイドライン2019」