貧血と食事の関係
貧血の多くは鉄欠乏性貧血で、特に月経のある女性に多くみられます。鉄が不足すると赤血球のヘモグロビンが十分に作れず、疲労感・めまい・息切れ・顔色不良などの症状が現れます。
造血には鉄だけでなく、ビタミンB12と葉酸も欠かせません。これらをバランスよく摂ることが貧血対策の基本です。
ヘム鉄と非ヘム鉄
鉄には動物性食品に多い「ヘム鉄」(吸収率が高い)と、植物性食品に多い「非ヘム鉄」(吸収率が低い)があります。非ヘム鉄はビタミンCと一緒に摂ると吸収率が高まります。
コーヒー・緑茶のタンニンは鉄の吸収を妨げるため、食事中・食後すぐの大量摂取は避けると良いでしょう。
この疾患で意識したい栄養素
鉄+ビタミンCの食べ合わせ
非ヘム鉄(ほうれん草・大豆・小松菜など)は、ビタミンCを含む野菜や果物と一緒に摂ると吸収が高まります。レモンやブロッコリー、パプリカを添えるのがおすすめです。
ヘム鉄を多く含むレバー・赤身肉・あさりなどを週に数回取り入れると効率的に補給できます。
B12・葉酸も忘れずに
ビタミンB12は貝類・レバー・魚に豊富で、植物性食品にはほとんど含まれません。完全菜食の方は不足に注意が必要です。
葉酸は緑黄色野菜・豆類・レバーに多く含まれます。加熱で失われやすいので、生食やさっと加熱を心がけましょう。
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参考資料
・文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
・厚生労働省「日本人の食事摂取基準2020年版」