体重1kgを減らすには約7,200kcalの消費カロリー超過が必要です。1週間で0.5〜1kgの減量を目指すなら、1日500〜700kcal程度のカロリー制限が現実的です。過度な制限は基礎代謝の低下・栄養不足・リバウンドを招くため、最低でも女性1,200kcal・男性1,500kcal以上を確保しましょう。
単にカロリーを減らすだけでなく「食べる量の確保」と「満腹感の持続」が鍵です。低カロリーでも食物繊維・タンパク質が豊富な食品を選ぶことで、空腹感を抑えながら体重管理ができます。
食物繊維は消化に時間がかかり血糖値の上昇を緩やかにするため、食後満腹感が長続きします。また腸内細菌のエサになり、代謝に関わる酪酸などの短鎖脂肪酸の産生を促します。目標量は成人男性21g・女性18g/日以上ですが、平均摂取量は不足気味です。
タンパク質は三大栄養素のなかで最も食事誘発性体熱産生(DIT)が高く(約30%)、食べると体内で消費されるエネルギーが増えます。また筋肉の維持に必要で、筋肉量を保つことで基礎代謝を落とさずに体重管理できます。
野菜・海藻 → タンパク質 → 主食(炭水化物)の順番で食べると、食後血糖値の上昇が穏やかになりインスリン分泌が抑えられます。これだけで脂肪の蓄積リスクが下がります。
積極的に摂りたい栄養素
控えめにしたい栄養素・食品
ダイエットに役立つ栄養素を含む食材を、日本食品標準成分表のデータとともに紹介します。
| 食材 | 含有量 |
|---|---|
| ほうれんそう(生) | 20 kcal/100g |
| しらたき(糸こんにゃく) | 7 kcal/100g |
| きのこ類(しいたけ・えのき等) | 20〜40 kcal/100g |
| 鶏むね肉(皮なし) | 116 kcal/100g |
| もずく(味付なし) | 4 kcal/100g |
| 豆腐(絹ごし) | 56 kcal/100g |
| 食品 | 注意点 |
|---|---|
| 揚げ物(天ぷら・唐揚げ) | 高カロリーの主因は油。週2回以内・少量にとどめる |
| 砂糖・清涼飲料水 | 液体の糖質は満腹感なしに血糖を急上昇させる。お茶・水に切り替えを |
| 菓子パン・菓子類 | 糖質+脂質のダブルで最もカロリーが高い。間食をナッツや果物に置き換え |
栄養DBに収録された全2,478食品から、ダイエットで意識したい栄養素を多く含む食品の上位を表示しています。
食物繊維が多い食品
ランキング全体を見るたんぱく質が多い食品
ランキング全体を見るカリウムが多い食品
ランキング全体を見る500kcal以下でたんぱく質30g以上・食物繊維10g以上を確保する定食
材料
作り方
栄養メモ: 約480kcal・P35g・F8g・C55g・繊維12g。満腹感が3時間以上続く構成
ダイエットの食事対策に役立つ商品・書籍
Amazonのアソシエイトとして、栄養DBは適格販売により収入を得ています。また、楽天アフィリエイトプログラムに参加しています。
参考資料
・日本食品標準成分表2020年版(八訂)文部科学省
・日本人の食事摂取基準2020年版(厚生労働省)
・肥満症診療ガイドライン2022(日本肥満学会)