筋肉の合成(筋タンパク合成)を最大化するには、運動刺激と十分なタンパク質の摂取が不可欠です。骨格筋の主成分はタンパク質であり、トレーニング後24〜48時間は筋タンパク合成が高まるため、このウィンドウを逃さずアミノ酸を供給することが重要です。
目安は体重1kgあたり1.6〜2.2g/日のタンパク質(日本体育協会・ISSN指針)。体重70kgなら約110〜155g/日が目安です。一度に大量のタンパク質を摂っても吸収効率は変わらないため、食事を3〜5回に分けて20〜40g/食を意識しましょう。
鉄は筋肉内のミオグロビン(酸素を筋肉に運ぶタンパク質)の構成成分です。鉄が不足すると有酸素能力が落ちてトレーニングの質が下がります。特に女性アスリートや月経量の多い人は鉄欠乏になりやすく注意が必要です。
亜鉛はテストステロン(筋肉合成を促すホルモン)の生成に関わる必須ミネラルです。ビタミンB6はアミノ酸代謝の補酵素として働き、タンパク質の利用効率を高めます。これらを食事から自然に補うことが第一優先です。
トレーニング後30分〜2時間以内にタンパク質20〜40g+炭水化物を摂ると、筋タンパク合成とグリコーゲン回復が促進されます。起床後や就寝前のタンパク質摂取も有効(夜間の筋タンパク合成サポート)。
積極的に摂りたい栄養素
控えめにしたい栄養素・食品
筋トレに役立つ栄養素を含む食材を、日本食品標準成分表のデータとともに紹介します。
| 食品 | 注意点 |
|---|---|
| アルコール飲料 | 筋タンパク合成を抑制。トレーニング後は特に避ける |
| 揚げ物・高脂肪加工食品 | 体脂肪増加→テストステロン低下のリスク。過剰摂取に注意 |
栄養DBに収録された全2,478食品から、筋トレで意識したい栄養素を多く含む食品の上位を表示しています。
たんぱく質が多い食品
ランキング全体を見る鉄が多い食品
ランキング全体を見る亜鉛が多い食品
ランキング全体を見るビタミンB6が多い食品
ランキング全体を見る1食でたんぱく質50g以上が摂れるシンプル高タンパク定食
材料
作り方
栄養メモ: 約P50g・C50g・F15gのトレーニング後食として理想的な比率
筋トレの食事対策に役立つ商品・書籍
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参考資料
・日本食品標準成分表2020年版(八訂)文部科学省
・日本人の食事摂取基準2020年版(厚生労働省)
・Morton RW et al. A systematic review, meta-analysis and meta-regression of the effect of protein supplementation on resistance training-induced gains in muscle mass and strength. Br J Sports Med. 2018.